2016年 02月 05日
飯山まなび塾冬講座を開催
1月29日から31日までの3日間、飯山まなび塾「冬講座」を開催しました。今年は今までになく雪が少ない冬ですが、第1日目のかまくらづくりから予定通りに日程を進めることができました。
雪に触れることがほとんどない参加者は、一面真っ白な雪の世界を見て心を躍らせながら、かまくらづくりにチャレンジしました。ハンドロータリーで飛ばされる雪をバルーンに沿って踏み固め、1時間半の奮闘後には2メートルを超す「かまくら」ができあがり、夜はかまくらの中でのろし鍋をいただきました。
2日目、北信州いいやまの特産、そば打ちを行いました。そば粉は、夏に種を蒔いて秋に収穫した自前の粉です。粉を煉るところから額に汗をして頑張りましたが、そばを細く裁断するのは思うように包丁が動かず皆さん苦戦!でした。 でも、打ち立てのそばの味は最高!! みんな満足のそば打ち体験でした。
午後は、雪深い冬に行われて来た、わら細工の体験で、亀作りに挑戦しました。細いわらを編んだりよったりと細かい作業に戸惑いながらも、2時間後には、しっぽを稲穂でかたどった可愛い亀が出来上がりました。
3日目は、郷土料理(やしょうま)を作りました。お釈迦様にお供えしたとされる言い伝えは様々で、いいやまでは2月15日ごろ造ります。米粉を煉って細長く伸ばしますが、形は個性的に出来上がりました。
最後は、紙すき体験をしました。飯山の伝統産業の一つでもある和紙作りは、寒い冬だからこそ作られるもので、作品は色紙、はがき、しおりの型枠に、水に溶かした和紙の原料を流し込み、均等に張った上に色取り取りの飾りつけをして仕上げていきました。出来栄えは上々でした。
盛りだくさんの体験をされた3日間お疲れ様でした。
日本の原風景を残すふるさといいやまは、厳しい冬があるからこそ春が美しく、心を癒してくれます。そんないいやまへまた訪れていただくことを心からお待ちしております。
by iiyama-furusato
| 2016-02-05 16:24